8月29日、ゲームで考えるまちづくりワークショップ ~コミュニティコーピング~を開催しました!
ゲーム「コミュニティコーピング」とは
超高齢社会をアナログゲームで体験してみませんか?「コミュニティコーピング」は、人と地域資源をつなげることで、「社会的孤立」を解消する課題解決シミュレーションゲームです。
▼ゲームのストーリー
あなたの地元でも、高齢化にまつわる問題に悩みを抱える人々が身近になってきました。
「自分たちにも何かできないだろうか?」
そこで、みなさんは自分の得意なことを活かし、COPINGと繫がりによって人々の悩みを解決する「暮らしの談話室」を始めることにしました!
完全オンラインでアナログゲームを再現
ゲーム「コミュニティコーピング」の企画・開発者である、一般社団法人コレカラ・サポートの千葉さんと佐藤さん、そして開発協力者である上原の3名が、開発メンバーとして参加。
ゲーム体験は、Zoom上で実施。ブレイクアウトセッションにより、2組に分かれて体験しました。ゲームは、「ユドナリウム」というツールを用いてWEBブラウザ上でアナログゲームを楽しみました。 参加者からは「ボードゲームの感覚をここまでオンラインでできるというのが驚いた」との声もあがりました。

「超高齢社会」というわかりづらい問題を楽しく体験
ゲーム上では、高齢化に伴い次々と発生する悩みに対して、チームで力を合わせて地域社会の崩壊を防ぎます。登場する住民カードには、高齢期に伴い発生する悩みが記載されています。コレカラ・サポートへの実際の相談事例などが蓄積されていて、リアリティのある内容となっています。

これらの悩みに対して、ゲームの中では「COPING」と「処方」によって問題を解決していきます。COPINGとは、コミュニケーションを通じて「本当の悩み」を明らかにすることです。表面的に見えている悩みだけでは、本当の悩みがわからず、解決することができない、というのがゲームの特徴の一つになっています。

参加者の感想(一部)
●コーピングがまず最初の一歩、ただし専門家とのネットワークで支援体制を組むことが必要という現実の世界での問題対処のための必須要件を自然と学べた
●住民の課題と解決策の紐付きが理解できるので、楽しみながら住民のケース対処レベルがあがる仕組みが興味深かった。
●問題を抱える人たちがカードの表面の言葉でしか話せない状況を、裏面まで開示出来るようなコミュニティの必要性を感じました。日頃から裏面の言葉を引き出すような、コミュニケーションを取っていきたいと思いました。話すことが解決の第一歩ですものね。他者に関心を持って向き合いたいです。
●みんなで協力して解決するゲームが楽しくて、日常に是非持ち帰りたい体験となりました。
コミュニティコーピングのこれから
今回のゲームは、β版ということで、正式版のローンチは10月を予定しているとのことです。ご関心のある方々、一緒に広めたい方々は、ぜひお気軽にご連絡ください。
ご参加いただいた皆さま、楽しい時間をありがとうございました!