2025年度の千葉商科大学特別講義「シリアスゲームデザイン」(全13回)がスタートしました。全13回をかけて、学生によるシリアスボードゲームの制作をサポートしていきます。今年で5年目の取組みですが、運営体制と内容を見直しながら実施しています。
講義の概要
授業では、受講者⾃⾝による社会課題をテーマとしたアナログゲームの制作を通じて、社会の問題を抽象化する能⼒や、グループワーク形式における対話⼒の向上及び協働スキルの向上を⽬指します。
授業の構成

講義の特徴
授業計画は大きく前半と後半に分かれており、前半は社会課題の調査やゲームの企画、後半はプロトタイプの作成やテストプレイに取り組みます。企画プレゼン、テストプレイ、最終発表においては、外部ゲストを招いてフィードバックをもらう機会を用意しています。
授業の初期において学生は4,5人でグループを組み、お互いに協力、対話をしながらシリアスゲームの制作に取り組みます。講師からは、シリアスゲームづくりのステップや観点について講義をしつつ、授業の大半はグループワーク形式のよる学生同士の主体的な制作活動とし、講師陣は適宜フォローするかたちで進めます。
昨年度からの主な見直し
- 講義はオムニバス形式ではなく、固定の講師(上原)による講義に変更
- 要所において外部ゲストを複数人招いて、客観的な視点からのフィードバックを得る機会を用意
- 授業前半のゲーム企画にあたり、社会課題に関わるステークホルダーを俯瞰するワーク等を導入
- 授業後半のプロトタイプ制作の時間を増やし、成果物の試行錯誤やブラッシュアップにじっくり取組めるように